今回は9月12日に開業するThe Okura Tokyoについてです。

現状のホテルオークラ東京については以下の記事をご覧ください。
ホテルオークラ東京1

ホテルオークラが開業したのは1962年のこと。1964年(昭和39年)の東京オリンピックを前に「日本の美と心」を世界に向けてアピールするためにホテルオークラはグランドオープンしたのでした。
そして2020年の2度目の東京オリンピックを前に本館建て替えという大きな決断をしました。

日本を代表する老舗ホテルが、本館の改装に入ったのは2015年でした。あれから4年。

開業間近ですが、今回、ホテルオークラはどのように変わるのかを要約してお伝えします。

the Okura Tokyoへ

ホテルオークラ東京は、名称が「The Okura Tokyo」となります。現在海外で展開している「The Okura Prestige」というブランド(500室以下で現代的な建築が特徴)を取り込み、さらに「The Okura Heritage」という、300室以下のその地域の伝統的なデザインを取り入れたスーパーラグジュアリーブランドを2つを同時に「The Okura Tokyo」としてスタートさせます。

複合ビルの高層棟がプレステージ、ヘリテージウイングが低層の別館です。

プレステージには、旧本館のロビーが忠実に再現されます。

旧本館のロビーを手がけた建築家・谷口吉郎氏の息子さんである谷口吉生さんの手によるものですが、これが一番個人的には見ものです。

旧本館ロビーは個人的に日本で最も美しいと感じるホテルのロビーです。

日本の美意識があれ以上美しく表現されているホテルのロビーは他にはないですし、タイムレスな最高傑作だと思っています。

正直、オークラが改装で本館を壊すと決めた時は「終わった」と思ったくらい、あのロビーを失うことはありえないと感じていました。

現に、欧米など世界各国で当時、本館建て替えの反対運動のようなものが起こりましたね。それもありオークラがそれを再現するのはやっぱりなと思いました。(これについては個人的に思うことがあり、最後に余談として記します。)

さてThe Okura Tokyoですが

高層棟のプレステージの客室は、都内にある2000年以降に開業した日系のラグジュアリーホテルと同等のイメージです。

紀尾井町の「プリンスギャラリー」(ここは外資も入っていますがプリンスホテルのフラッグシップホテルです。)や、永田町の「キャピトルホテル東急」、またはニューオータニの「エグゼクティブハウス禅」と同じ雰囲気です。

外資系のホテル並みの機能性は十分”であるとともに日本らしい落ち着きを持ったホテルといった感じです。
関連記事:ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
ザ・キャピトルホテル 東急1
ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅

驚いたのが、プレステージのプレジデンシャルスイートです。

プレステージの客室の最上部39階40階を贅沢に使ったプレジデンシャルスイートは、メゾネットタイプで総平米数が720平米程になるのだそうです。

今までもホテルオークラ東京の最高級のスイートルームは防弾ガラスであったり公表されない特別なスイートがありましたが、今回発表されたこのスイートの内容にも驚きですね。

なおこのスイートは各種会合やプロモーション等ビジネスでの利用も想定してデザインされているのでそのような用途で用いられることも多そうです。

ヘリテージウイングのプレジデンシャルスイートはこちらは270平米ほど。

ヘリテージウイングの方は日本らしさや今までのオークラの伝統や格式といったものを上品に、しっとりと表現しているコンセプトなので、こちらはまた違った面持ちです。

270平米でもプレジデンシャルスイートとしては都内最大級の広さです。

こちらは隣のお部屋とコネクティングルームとして利用することで350平米ほどのスイートとして利用出来ます。

このタイプのスイートは需要はどんどん高まってきているのでどのホテルも力を入れる部分かと思います。

通常客室について


G.A. Design International Limited.プレステージ (48平米)ビューバスタイプ

高層棟のプレステージは全368室で28階から40階が客室です。(スイート10含む)

ヘリテージは6〜17階。全133室、スイートは7室です。

高層棟のプレステージが標準客室で50平米程。マンダリンオリエンタル東京やパークハイアット東京の標準客室と同じくらいです。

ヘリテージウイングの客室の標準の広さは60平米とさらに広いです。全室ミストサウナ付きで贅沢な間取りです。

オークラといえば部屋が狭い(広いホテルが増えたからそう感じるだけですが)というのが個人的にいつも感じていたのでそれは払拭されそうです。

客室はプレステージもヘリテージウイングも大きく分けて

・居住エリアに大きな窓を取ったタイプ

・お風呂から外を眺めることができるビューバスタイプ

の2タイプの客室があります。


G.A. Design International Limited.ヘリテージコーナールーム(60平米)

料金は高層棟のプレステージで7万〜、ヘリテージウイングで9万〜ほど。

ラウンジ

高層棟のプレステージのクラブフロアの宿泊客とヘリテージの宿泊客(こちらは全室)は、プレステージ37階にあるクラブラウンジを利用できます。クラブラウンジのコンセプトは「もうひとつの我が家」。広さは430平米を誇ります。

オークラのおもてなしを活かしたクラブラウンジは特に海外のエグゼクティブには喜ばれそうな雰囲気です

レストランについて

オークラのレストランは多少アップデートはあるものの今までと大きくは変わりません。

関連記事:ホテルオークラ東京2 レストラン

注目は高層棟の41階の新設されるバー ラウンジ 「スターライト」です。全109席の開放的な空間でフロアをいくつかに区切りテーマを設けていますが、一面窓でどの場所からも東京の眺望を楽しめるのがポイント。

鉄板焼「さざんか」も41階に移動します。眺望を眺めながらのお肉になります。

メインダイニングのフレンチ、ベルエポックは、今までのクラシックなフレンチに、日本の和を加えた現代的なフランス料理を目指すのだそう。サービスや雰囲気は素晴らしかったですが、お料理が印象に残ったことがなく残念だったので変化を期待します。

ガストロノミーを意識し、店名もヌーヴェル・エポックとなるそうです。

もともと完成度の高い「桃花林」などは今まで通りのスタイルで、今後もわたしたちを楽しませてくれる模様。

一休レストラン The Okura Tokyo

庭園について

ホテルオークラの敷地内には再構成されるエリアもあり、それが庭園などですね。1.3haが庭園となります。日本のホテルといえば庭園で、外国のお客様にも本当に喜ばれる場所ですが、最近はそういったものが軽視されて、外国人に合わせるというか愛想をふりまくようなホテルがたくさんできていますが、オークラはまたきちんとした庭園を作るようです。

個人的には淡々と引き継いできた日本の文化としての「庭」こそすごく貴重で大切なものだと思うので、オークラのような素晴らしいホテルが率先し美しい庭を、庭のあり方を、表現していってくれたら素敵だなと感じます。

以下余談です。

オークラの旧本館のロビーの再現について思うこと
ただ実際、忠実に再現というのは、どんなものでも難しいと思うのです。なんでもそうなのですが、空間にはその時(時代)の流れ(時流)や、雰囲気、文化といったものが、デザインだけではない、その場に「落ちる」「馴染む」そういった感覚的なものが必ずあると思うのです。
そのため、レストアの車などもそうなのですが、やっぱりそれはそのもの(オリジナル)ではないものになってしまう、というのがあると思うのですよね。
なので、今回、あのモダニズム建築の最高傑作と言われるオークラの旧ロビーを再現されるということで、どうなるのかな、というのは(繰り返しになりますが)個人的には一番気になるのです。

壊してしまったのなら、(破壊は創造の原点ですよね)全く新しいものを生み出す、アップデートするなどのほうが、いいのではと、開業前ですがそんなようなことも感じ、不安になってしまいます。

とはいえ、とにかく日本の美意識を(おもてなしといった目に見えないサービスも含めて)一番きれいに表現してきたホテルオークラ東京。開業が待ち遠しいですね。

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