今回は品川のザ・プリンス さくらタワー東京についてです。
ザ・プリンス さくらタワーは、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪と同一の敷地内にある3つのホテルのうちの1つです。
ザ・プリンス さくらタワーはもともとプリンスホテル高輪(現グランドプリンスホテル高輪)の別館の扱い(当時はさくらタワーと呼ばれていました。)でしたが、2013年にリニューアルオープンし『ザ・プリンス さくらタワー東京』になりました。
ホテルは品川駅から徒歩3分と都心にありながら、20000㎡にも及ぶ庭園内にあるためとても静かです。
タワーすべてがホテルなのに客室数は288部屋と少なめです。その分スタッフの目も行き届き、大型ホテルよりもきめの細かいサービスを受けることができます。
広大な庭園は皇居新宮殿を手掛けた故 楠岡悌二氏によるものです。季節によって表情を変える草木が植えられ、とくに桜は230本もあります。
そのため春は庭園はピンク色に染まり、夜などはそれがライトアップされてとても幻想的。草木に集まる鳥や池の鯉の姿も風雅です。敷地内にあるレストランなどを利用するものいいですし、散策も気持ちよくリフレッシュできます。
ここから歩いて数分の品川駅は、山手線の停車駅であり都内どこへでもスムーズにアクセス可能です。かつ新幹線では日本中の都市部へすぐ行くことができます。
これだけ豊かな自然に包まれながら移動も楽々という絶好のロケーションは東京の他のホテルではなかなかありません。
ザ・プリンス さくらタワー東京のデザイン
こちらはエントランスです。日本の美を感じる洗練された空間が美しいです。
低いチェアとテーブルの雰囲気が日本のモダニズムの象徴でもあったホテルオークラ旧本館ロビーを彷彿とさせます。
品川は昔は宿場町として栄えたエリアです。現在も都内の交通の要所で駅は日に33万人以上が利用し人々が行き交います。
「人々が交差するー」
そんなところからザ・プリンス さくらタワー東京のホテルデザインは「交差(クロス)」がコンセプトになっています。
館内や客室では竹編みや織物など日本の伝統的な「交差するもの」が多用されています。デザインを手掛けたのは新丸ビルの環境デザインをはじめ国内外の商業施設やレストランの演出もされている小坂 竜 さん(A.N.D.)。個人的に大好きなマンダリンオリエンタル東京の鮨「そら」の内装も小坂さんが手がけています。
『ザ・プリンス さくらタワー東京』は
日本人エグゼクティブのつかの間の休息時間に安らぎを感じられる空間を
外国人ゲストには目に映る質感でも日本文化を感じてもらえるような、ゲストの心をほどくような柔らかく上質なホテルに仕上がっています。
ザ・プリンス さくらタワー東京の客室
リニューアルした客室は、40平米から90平米と日系ホテルのなかではかなり広々としています。
ブラウンを基調としたカラーリングの客室は窓の外の緑と相まりシックでありながらソフトな印象を与えます。どこかの避暑地にでもいるような深呼吸したくなるような空間が素晴らしいです。
・こだわりのベッド
ベッドは「リッツカールトン」や「帝国ホテル」など、多くのラグジュアリーホテルが採用している英国シモンズ社製。
厚みがたっぷりあるマットレスを全室に導入しています。快適で上質なベッドで眠るのはホテル滞在の大きな楽しみのひとつです。
また「エアウィーブ」を導入しているお部屋もあります。
エアウィーブは「スタンフォード式最高の睡眠」で有名なスタンフォード大学の西野教授も携わっておられる高反発マットレスです。テレビコマーシャルなども放映されていましたし、エアウィーブは結構有名ですよね。
エアウィーブ導入の客室はデラックスやプレミア等、各グレードごとにあるので気になる方は宿泊してみてはいかがでしょうか。
ホテルで寝心地が気に入って自宅用に購入するパターンは結構ありますね。わたしはホテルによく宿泊するようになってからシモンズのベッドを購入しました。
それ以外でも、このホテルは客室の設備も充実しています。コーヒーメーカー、マルチ携帯充電器、加湿器、空気清浄機、アイロンはどのグレードの客室でも標準装備されています。WiFiももちろん無料です。
部屋着、バスローブだけでなくワッフル地の着心地のいいナイトガウンも用意されているのは嬉しいです。室内で快適に過ごせます。
・全室に導入 ブロアーバス
またこのホテルでは全室に床面から気泡がでてくるブロアーバスが導入されています。ブロアーバスはマイナスイオンが発生しリラクゼーション効果があると言われています。
これがすべての客室のお風呂についているのはとても贅沢。これも他ラグジュアリーホテルではなかなかお目にかかれません。シャワーブースはもちろん独立型で使い勝手は良好です。機能的で利便性がよくかつ快適なバスルームはいまや高級ホテルに欠かすことができません。
プレミアコーナーキング(約60平米)の客室はビューバスです。お風呂に浸かりながら窓の外の景色も堪能でき、優雅なバスタイムを過ごせます。
・おすすめの客室
部屋によっては東京タワービューの客室もあります。窓からの眺望が変わると部屋の印象も変わってきます。
こちらは46平米と広々としたタワーサイドデラックスキングの客室。
見かけはもう完全に外資ラグジュアリーホテルです。ジュータンに散る桜の花びら模様、ヘッドボードの和の質感などが夜のシティビューを借景にするとより浮かび上がるよう。とてもセクシーです。カップルにはおすすめの客室です。
プレミアコーナーツイン は角部屋のワイドな窓が特徴。部屋も約53平米と広くゆったりしており、ここまでくると外資系ラグジュアリーホテルとハード面はなんら変わりません。
・特筆すべきはサービス
ハード面ばかりお伝えしてきましたが、歴史あるプリンスホテルのサービスは温かく、いつきても同じレベルでほっとできます。
ひとつひとつを見ると、もっとレベルの高い外資系ラグジュアリーホテルはいくらでもありますし、スマートで洗練されたサービスを提供するホテルもたくさんあります。
しかし、このホテルは宿泊を終えた後に総合的にとても満足ができます。新しく快適な客室と、なによりもプリンスが歴史のなかで培ってきたやわらかく温かいサービスがそう思わせてくれるからだと思います。
ザ・プリンス さくらタワー東京のその他施設
ホテル地下1階はウェルネスエリアになっており、フィットネスジム、温浴施設、スパの『THE SPA SAKURA』があります。ここは庭園内にあるグランドプリンスホテル新高輪、
グランドプリンスホテル高輪のゲストも利用可能となっています。
こちらはブロアバス。2種類のブロアバスはお部屋よりもワイドでバリエーションがありリラックスできます。サウナも完備しておりリフレッシュに最適。さくらタワーと高輪 花香路宿泊者は無料で利用可能です。(営業時間 7:00〜22:00)
イタリア最高級メーカー『テクノジム社』の最新マシン 25種類を完備したフィットネスジムは専任スタッフによるトレーニングサポートも受けられます。さくらタワー宿泊者は2,160円で利用可能です。(ウエア貸出 1,080円 営業時間 6:00〜22:00)
自然素材を用いたジャパニーズスタイルのSPA「The SPA SAKURA」は『クリスタルアワードTop10 SPA』を受賞したトリートメント『Yonkaフェイシャル&ボディートリートメント』(120分 35,640円)などが人気です。
このSPAは高い施術が好評を得ており、フェイシャルから男性にも人気が高いボディートリートメントまで豊富なメニューがそろっています。
上記 『Yonkaフェイシャル&ボディートリートメント』(120分 35,640円)が26,800円で受けられる、スパチケットもあります。
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ザ・プリンス さくらタワー東京1まとめ
2013年にリニューアルオープンした『ザ・プリンスさくらタワー東京』はかなりハイグレードなおすすめのホテルです。客室のグレードの高さだけでなく、サービスも温かくとても気分よく宿泊できます。
都心とは思えない閑静な空間はとてもリラックスした時間が流れます。また、上記ウェルネスエリアのように庭園内の他ホテルと施設を共有しており、グランドプリンス新高輪のプールなども有料とはなりますが利用できるのが嬉しいです。(プールについては別記事でご紹介します)
グランドプリンス高輪、新高輪と比べたら客室グレードも最も高くコストパフォーマンスもいいと思います。このようにザ・プリンス さくらタワー東京はかなりメリットが多く、都内高級ホテルのなかでもかなりオススメです。
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