今回は、日本橋・室町にあるラグジュアリーホテル、マンダリンオリエンタル東京についてです。個人的に国内のラグジュアリーホテルの中では最も好きなホテルです。

マンダリンオリエンタル東京の概要

マンダリンオリエンタル東京は2005年に開業した香港系のラグジュアリーホテルです。世界初の6つ星ホテルとして知られており、東京の外資系ラグジュアリーホテルでは、サービス施設とも断然ナンバー1です。現に、ミシュランガイドでも12年連続5レッドパビリオン(最高ランク)を獲得しています。

アマン東京やシャングリラ東京など、ここ以外にも同グレードのホテルはありますが、マンダリンオリエンタル東京は開業から10年以上経った今でもその地位は揺るぎません。

ラグジュアリーホテルは歴史を辿ると創始者の強い思いから生まれたホテルが多いです。しかし、マンダリンオリエンタルは当初から “ビジネスエリートのための、サービスを追求したデラックスなホテル”がコンセプトです。そのため、ホテルはこなれていますし、上質でスマート。そして余裕があります。

マンダリンオリエンタル東京は日本橋三井タワーの高層階に位置します。隣は国の重要文化財に指定されている(ドラマなどにもよく登場する)「三井本館」です。

マンダリンオリエンタル東京は日本橋三井タワーの30階〜38階に位置します。

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www.mitsuitower.jp

三井本館は三井財閥の拠点でもあります。壮麗な新古典主義的の建築様式は思わず見入ってしまいます。威厳のある姿がインパクト大です。



ホテルのそばには日本銀行本店や東京証券取引所、野村證券本店もあります。

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日本銀行 本店 wikipedia

このような日本の歴史的に見ても重要なロケーションにマンダリンオリエンタル東京はあります。日本の金融の中心地にふさわしい最高級ホテルと言えるでしょう。

マンダリンオリエンタルホテルグループについて

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マンダリンオリエンタルは香港系のホテルです。香港がイギリスの植民地だった頃イギリス系商社『ジャーディン・マセソン』の当時の会長がホテル経営に興味があり「マンダリン香港」を開業したのがはじまりです。(1963年開業)

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www.manrarinoriental.com

上でも触れましたが、マンダリン香港は「金融街のエリートと旅行者両方を取り入れるデラックスなホテル」を目指していました。

きめ細やかなサービスが宿泊客の間で話題となり、噂はあっという間に広がり、ホテルは人気を得ていきます。

なお『ジャーディーン・マセソン』の前身は東インド会社です。現在、創業から170年ほど経ちますが、アジアを基盤にした世界最大級のコングロマリットとして影響力がある企業です。
またHSBC(香港上海銀行)はジャーディーン・マセソンなどが香港で稼いだお金をイギリスに送金するために設立された銀行です。

ホテルの話に戻りますが、マンダリン香港を設立した後、バンコクの有名ホテル「ザ・オリエンタル・バンコク」を買収して急成長していきます。そして社名を『マンダリン・オリエンタルホテルグループ』に変え、今に至ります。

なお我が国のマンダリンのホテルはこの日本橋室町のマンダリンオリエンタル東京ただ一つです。

2019年7月現在、マンダリンオリエンタルは

クアラルンプール(マレーシア)、シンガポール、ジャカルタ(インドネシア)、バンコク(タイ)、マカオ(香港)、三亜(中国。海南島の南端にある都市)上海(中国)、北京(大府井に2019年初めに開業)台北(台湾)、広州(中国の北西部)東京、香港マンダリンオリエンタル(上記で触れた1963年開業のマンダリンホテル第一号)、香港 ザ ランドマーク、

アメリカ大陸には、カヌアン(カリブ海の島国 セントビンセント・グレナディーンのグレナディーン諸島にある小さな珊瑚礁の島 南米ベネズエラの上あたり)、サンティアゴ(チリ南米初のマンダリンで2018年に開業)、そして、ニューヨーク、ボストン、マイアミ、ワシントンDCにあります。

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域は

コモ湖(イタリアイタリアとスイスの国境あたり)、ジュネーブ(スイス)、ドバイ、ドーハ(カタール)、バルセロナ(スペイン)、パリ(フランス)、プラハ(チェコ)、ボドルム(トルコのボトルム島。エーゲ海を一望できるリゾート)、マドリード・ホテル リッツ(スペイン)、マラケシュ(モロッコ)、ミュンヘン(ドイツ)、ミラノ(イタリア)、ロンドン(イギリス)

本拠地である中国が多いですがアメリカにも4軒あります。マンダリンオリエンタルは文化の色が比較的濃いエリアにふさわしいホテルです。

セレブリティにも愛されるホテル

マンダリンといえば、セレブリティのファンが多いことでも有名です。

ブライアン・フェリー、モーガン・フリーマン、ケビンスペイシー、ファッションデザイナーのクリスチャン・ルブタン、高田賢三をはじめ多くの著名人がマンダリンのファンだと公言しています。

マンダリンオリエンタル東京へのアクセス


マンダリンオリエンタル東京は地下鉄『三越前駅』に直結しています。日本橋からは徒歩7分ほど。ビジネスにも観光にも便利です。

駐車場はホテルの入居する三井タワーにあります。バレ―サービスあり。30分500円 高さ2.3mまで

ホテルのビル地下1階にはファミリーマートがありますが(営業時間7〜23時)24時間営業のコンビニはホテルから徒歩5分ほどのところにデイリーヤマザキ日本橋室町店があります。

ビルには調剤薬局がありますが、ホテルから徒歩5分程のところにスギ薬局 日本橋三越前店があり21時まで(曜日により異なります)開いているのでなにかの際は便利です。

マンダリンオリエンタル東京のデザイン

マンダリンはビルそのものを「1本の木」と見立ててデザインされています。
森と水がテーマなのですが、それを「ファブリック(布地)」という素材に落とし込み表現しています。

ホテル内の至るところで布地や織物といったファブリックを多用しています。

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そういったアートを楽しむのもこのホテルの醍醐味です。

ホテルのロビーです。

マンダリンはこじんまりとしています。あまり広くないので、居心地が悪いと感じる方も少なくないと思います。ここからは外の景色を眺めたり、オブジェをはじめホテルのアートを見てみてください。

ホテルの作りですが、フロントが38階の最上階にあり、下が客室という構造です。

マンダリンが出来た時はユニークだと話題になったりもしましたが、セキュリティ面に強いこの構造は今では他のホテルも多く取り入れています。

なおホテルは客室などがリニューアルされて新しくなりました。テーマは『森と水の成長』です。2005年に開業してから月日が経ち、実りの季節を迎えました。そのようなイメージを元にリニューアルされたのですが、客室全体は柔らかい雰囲気になりました。デザイナーは前回と同じアートディレクターの小坂竜氏が手がけています。

今まではわりとセクシーといいますか、いかにも香港系のラグジュアリーホテルといった雰囲気でしたが、リニューアル後は、ゴールドや紫などをグレー基調にアクセントとして加え、さらに静岡・駿河や栃木の桐生などの日本各地の伝統工芸を客室に盛り込み、より日本らしさを感じるデザインとなりました。

マンダリンのお部屋は今までは四角く重厚なデザインのデスク(個人的にはとても好きでしたが)がありましたが、今回のリニューアルで曲線のライトなテーブルにチェンジされています。ではお部屋を見てみましょう。

マンダリンオリエンタル東京の客室



マンダリンオリエンタル東京の客室数は全179室です。ゲストルームやスイートは30〜36階に部屋は位置します。高層階のお部屋からは関東平野の全方向が見渡せます。

眺望は、東向きだと東京スカイツリーや東京湾が、西側だと丸の内のビル群や皇居方面、遠く箱根の方、お天気が良ければ富士山を見渡すことができます。

マンダリンオリエンタルの客室は足元から天井までの一面の大きな窓が特徴です。今では高層階の他のラグジュアリーホテルでも当たり前に見かけますが、東京ではこのホテルがはじめて取り入れたように思います。
マンダリンといえば、37階のトイレ(天空のトイレ)も有名ですが、お部屋の窓も高所恐怖症の方にとっては少し怖くなってしまうかもしれません。(そもそも高所恐怖症の方は宿泊されないですね。)

デラックススルーム(50平米)

こちらがスタンダードなデラックスルームです。


広さは50平米と広々としています。アマン東京が開業し、通常客室でも71平米と大きなお部屋が登場しましたが、50平米はそれまでは都内最大級でした。

デラックスルームは32〜36階に位置します。デイベッドに寝転んで外を見ているとまるで天空に浮かんでいるかのように感じます。

部屋には55インチの4K HDR TVとbluetoothスピーカーが備えられており、素晴らしい環境で映像を楽しめます。

ベッドはツインかキング。マンダリンのベッドはシモンズです。わたしの体感ですがスイートと客室でマットレスを変えているようにも思います。客室のベッドももちろんとても快適です。リネンはエジプト綿のスレットカウント450のイタリア製のものを採用しています。

個人的にはマンダリンといえばふかふかのスリッパが開業当時からお気に入りです。

こちらはマンダリンのバスルームです。



マンダリンのバルスームは、少し使い勝手が悪い部分もあるのですが、設計やデザインが他のホテルに比べてかっこよく、個人的に好きなバスルームです。

ウォークインシャワーがとても快適です。二人でも入れるような大きなバスタブにバスソルトを入れてバスタイムを楽しめます。

照明の具合も適度に暗くてメディテーションバスのような雰囲気。このホテルに泊まるとわたしはバスルームにいる時間が長くなります。

デラックスプレミアルーム(50平米)


デラックスプレミアルームは東京スカイツリーを望みます。部屋の広さ・階層はデラックスと同じです。

デラックスコーナールーム(50平米)



デラックスコーナールームは2面が窓の角部屋です。南東側を望み、ベッドの背にもたれかかり、外を見ると目の前は奥のほうに湾岸周辺の眺望が広がります。

どのホテルでもコーナールームは人気があるのですが、マンダリンオリエンタルでもこのお部屋は人気があり平日は埋まっていることもしばしばあります。

2面窓なので客室は明るいです。部屋の細部に取り入れられている日本の伝統工芸やファブリックも、より、いきいきと感じられます。(ファブリック=布地。マンダリンは開業当時から布地での表現が得意です。テキスタイルデザイナーは東京アメリカンクラブやTORAYA TOKYOなども手がけている須藤玲子さんです。)

コーナールームはマンダリンの特徴でもある『一面窓』ではないため好みが分かれると思います。(個人的には、このホテルでは通常のお部屋タイプで大胆な眺望を見るほうが好きです。)

コーナールームのバスルームです。


窓から外が見えるビューバスです。

なお、デラックス、デラックスプレミアルーム、このあとご紹介するグランドルームのバスルームには窓はなく、バスタブも丸いタイプです。

コーナールームのこの客室だけ窓に沿う形でバスルームが配されておりバスタブも細長いタイプです。

見た目は非常に格好良いのですが、私はここのビューバスは落ち着かないですね。通常タイプの室内にある丸いバスタブのほうが好みです。

ただデザインは本当にかっこいいです。

マンダリングランドルーム(60平米)


客室とスイートをつなぐような位置付けの60平米のマンダリングランドルームは西側の客室です。お天気が良ければ富士山の眺望を楽しめるので外国人に特に好まれる客室です。

デラックスよりもしっとりとした雰囲気の客室は竹を使った床や刺繍がほどこされたヘッドボードなどこのお部屋も伝統工芸が馴染みます。
墨の滲みを表現したカーペットなど、よりこだわりのある和のデザインの調和を楽しめるので外国人には特に人気です。

またマンダリングランドルームはウォークインクローゼットもあり、長期滞在にもおすすめ。テレビやスピーカーは4K HDR TV(55インチ、IPTV)、BLUETOOTHスピーカーで機材やスペック等は各部屋共通です。

グランドルームのバスルームは、デラックスルーム等と同じスパ仕様です。

客室については以上となります。スイートは次回の記事でご紹介します。

マンダリンオリエンタル東京1のまとめ

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三井本館 www.foxtail.main.jp

今回はマンダリンオリエンタル東京の概要とアクセス、客室についてご紹介しました。マンダリングループのホテルのコンセプトは”Sense of Place”は「ホテルのあるその地域に馴染むこと、文化と融合すること」を意味します。日本橋室町は金融街であり、ショッピングのメッカでもあります。また日本橋という古くからの歴史のあるエリアでもあります。

今回のリニューアルで「日本らしさ」をより感じられるこの地になじんだホテルデザインとなりました。
マンダリンオリエンタル東京の取り入れている日本の伝統工芸は、さすが超一流ホテルだけあって仕事が繊細でごまかしのないものです。「デザインホテル」というとイメージが変わってしまいますが、それくらい目で見て、素材に触れて、楽しみたい上質なアートな空間です。

また今回の客室のリニューアルはインルームダイニング(お部屋での食事
を楽しめるような部屋づくり)も意識されています。レストランも素敵ですがマンダリンはお夜食のおにぎりもとても美味しいです。(人気メニューです。)それについてはまた書きたいと思います。

次回はマンダリンオリエンタル東京のスイートルームについてお伝えします。

次の記事:マンダリンオリエンタル東京2〜スイート

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