今回は帝国ホテル東京についてです。

帝国ホテルは日本を代表する高級ホテルです。神谷町の旧ホテルオークラ東京(現The Okura Tokyo)、紀尾井町のホテルニューオータニと共に「日本ホテルの旧御三家」と呼ばれます。

ホテルオークラ東京

ホテルニューオータニ

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帝国ホテル東京の概要

帝国ホテル東京というと、以下の二つが有名です。日本ではじめてブッフェをはじめたホテル、
近代における世界の三大建築家のひとりといわれるフランクロイドライトの建物がかつてあったことで有名です。

帝国ホテル東京が開業したのは約130年前のこと。
当時、今の外務大臣にあたる外務卿の井上馨の欧化政策が進められていました。今の帝国ホテルのそばには、国賓や海外の外交官を接待するために作られた西洋館「鹿鳴館」があったのですが、明治19年(1886)に東京に官庁を集中しようという計画が立てられた際に、鹿鳴館と密接に関わるような国を代表するような大型ホテルが欲しいよね、という話になりホテル建設の構想がはじまります。
井上馨が当時の実業家、渋沢栄一と大倉喜八郎を熱心に誘い、明治21年には有限責任帝国ホテル会社を設立します。そして明治23年に帝国ホテルが開業しました。筆頭株主は明治政府。

渋沢栄一は日本資本主義の父といわれるやりての実業家。大倉喜八郎も帝国劇場、大成建設、帝国繊維を興し、東京経済大学や大倉財閥の元を作った超優秀な商売人でした。名だたる実業家に協力を要請し、発起人会を組織。(その代表は渋沢栄一)
このように帝国ホテルは、今のスタートアップではないけれど、熱い思いから生まれたホテルなのです。

ライト館について

帝国ホテル東京は開業から場所は変わっていませんが、開業から今に至るまで、建物が何度も変わっています。
ホテルが開業後、はじめに一つ建物が建てられたあと、当時の支配人の林愛作が、アメリカの友人だったフランクロイドライトに新しいホテルの建物の設計を依頼します。そして既存のホテルの隣で新しい建物(ライト館)の設計がスタートします。
フランクロイドライトは設計やデザインなどに大変強いこだわりがありました。完璧主義と度重なる設計の変更などで予算オーバー。そのためなかなか建設が進みませんでした。

はじめの建物(初代帝国ホテル)の焼失

そんな中、失火により従来のホテル建物が焼失してしまいます。そのためライト館の完成が急がれたのですが、上記問題があったため、ホテル経営陣と建築側の間に亀裂が生じます。

これを受けて支配人の林氏は引責辞職し無念にも現場から去る形となりました。その後にフランクロイドライトの日本の一番弟子が、ライト館の建設を引き継ぎ、1923年(大正12年)7月に着工から4年の歳月を経てライト館は完成します。

ところが同年9月、落成記念披露宴の準備の真っ只中に関東大震災が起こります。周囲の建物等々は甚大な被害を受けたのですが、ライト館はほぼ無傷で、凛とした姿で佇んでいたといいます。

こだわりと熱意を持って建物の設計にあたってきたフランクロイドライトはその知らせをアメリカで聞き大変喜んだそうです。

東京大空襲

その後、1945年の東京大空襲の際、ライト館の本館中央部などに爆弾が落ち、総床面積の4割強を焼失する形になりました。そして終戦を迎え、ライト館はGHQに撤収されて、大規模な修復工事が行われて復旧します。

GHQの占領後、建物は返還されます。そして日本を訪れる外国人の数が増えはじめ、ライト館の裏に新館が建てられ、さらにその隣に第二新館も作られました。

ライト館取り壊される

この2棟の建物の完成に伴い、ライト館(本館)は壊されることになります。様々な出来事に翻弄されながらも生き残り、そこに佇み続けたライト本館を取り壊す理由ですが、公表されているのもとしては二つあります。

ひとつは地盤沈下により柱などが傾くなどして雨漏りが発生していたこと
もうひとつは、都心の一等地にある巨大な建築物にも関わらず、客室数がたった270室では非合理的すぎる、という理由でした。。

そして周囲に惜しまれながらもフランクロイドライトの手がけたライト館(ライト本館)は取り壊され、現在の本館(新本館)が作られたのでした。

<建物の歴史の話はおしまい>

現在の新本館14階には、フランクロイドライトの当時の意匠や内装、調度品を忠実に再現したフランクロイドライトスイートというスイートルームがあります。またメインバーなどでも当時のライト館のモチーフを見ることができます。

現在の帝国ホテル東京は、地上17階の客室数772の新本館と、
インペリアルタワー地上31階(ホテルフロアは20~31階の12フロア)の客室数361の2棟で構成されています。

帝国ホテル東京の有名なこと

帝国ホテルは様々な逸話があります。冒頭で触れたバイキングは、支配人が北欧でスモーガスボードというのを見てヒントを得て「これはいける!」と取り入れたのがはじまります。

スモーガスボードのスモーガスとはパンとバターの意味です。ボードはテーブル。
様々な食べ物をテーブルに並べ、各自がそれを自由に取るスタイル(まさにブッフェですね。)

ただスモーガスボードは言いづらいので、名前を変えようと、当時ホテル内で公募したところ、北欧といえば、バイキング、と誰かがいい、

また、帝国ホテルそばの映画館ではちょうどバイキングという映画が公開されており、その中で食べ物を豪快に食べるシーンがあったのだとか。

この2つの理由から「バイキング」と名付け、ゲストに提供しはじめたのが日本のブッフェのはじまりです。

ホテルのはじまりも熱いですが、こういった新しいものを取り入れてはじめる推進力が帝国ホテルにはあるのですね。

クリーニング

帝国ホテルはランドリーサービスをはじめたことでも有名です。
帝国ホテルのクリーニングは非常に有名で、ハリウッドスターなどにもファンがいるのだとか。

洗濯技術も高いですが、クリーニングに出されたシャツのボタンが欠けていたり取れている場合は、ボタンをつけてゲストに戻します。
そのため帝国ホテルではどんなシャツのボタンでも補填できるように、それに似た形のボタン、世界中のありとあらゆるタイプをストックしているといいます。

洗濯の際、場合によってはシャツのボタンを全部取って、クリーニング後に付け直してお客様に戻すということもするのだそうです。

クリーニングの主義は、「ホテル内でついた汚れは確実に落とすこと」だそうで、ホテルで使われる食材などの詳細も把握をしています。
帝国ホテルのクリーニングは宿泊客しか利用できないのですが、わざと洗濯物を溜めて持ち込む常連さんもいるのだそうです。

帝国ホテルのおすすめ

ここのホテルへ来たら、ハンバーグ、パンケーキ、北京のマンゴープリンを食べることをお勧めします。

シャリアピン・ステーキは歯が痛かった当時の料理長が、考案したステーキでこちらも有名です。帝国ホテルタワー地下1階のラブラスリーで食べることができます。
帝国ホテルは立地的に待ち合わせ場所としても使われます。 そのため、広いロビーは人が行き交い、著名人に出会うこともかなり多いです。

帝国ホテルのレストランについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

帝国ホテルのロケーションとアクセス

帝国ホテルは日比谷公園のすぐ近くにあります。 成田空港から車で90分、羽田空港からは45分、 最寄駅はJR有楽町駅です。駅からは徒歩5分と近く、銀座も徒歩圏内です。

ビジネスにも観光にも便利です。またすぐそばには香港を拠点とするラグジュアリーホテル、ペニンシュラ東京もあります。

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 都内を縦横無尽に走る地下鉄各線利用も便利です。
日比谷駅 3分、銀座駅 5分、有楽町駅 7分、内幸町駅 3分。

車の場合、東京駅からはタクシーにて約5分 です。銀座の中心部へもタクシー1メーターで行くことができます。

羽田空港からは車で45分、モノレール利用で(浜松町駅経由) JR新橋駅 又は 有楽町駅下車 で所要時間は40分程です。 

京浜急行で品川駅経由だと都営浅草線 新橋駅下車で40分です。

成田空港からは車やリムジンバス、電車(成田エクスプレス)で1時間半ほど。

帝国ホテルから各観光地まで

観光地へも便利です。
銀座・有楽町・東京駅・日比谷公園、東京宝塚劇場や東京国際フォーラム、帝国劇場等は徒歩圏内丸ビルなどへも徒歩15分ほどで行くことができます。
東京スカイツリーまでは電車で30分。お台場や渋谷、六本木など都内観光エリアにも電車で20分くらいです。

駐車場について

帝国ホテルの駐車場は宿泊者は無料で利用できます。バレーサービスはありません。収容台数は425台(屋内、車高2.1m)です。24時間出し入れ可能です。宿泊者はチェックアウト日の18時まで無料で駐車できるのが嬉しいです。ショッピングなどを思う存分楽しむことができますね。
通常の駐車場の利用料金は、30分 400円、1日最大 8,000円です。

帝国ホテル東京1のまとめ

帝国ホテル東京は近代国家を目指した日本の「迎賓館」の役割を担い、 政財界人らの働きかけによって生まれたのがはじまりです。 日本を代表するナショナルホテルとして絶対的な地位を保ちつづけている超一流ホテルといえます。

日本には数多くの有名なホテルがありますが、帝国ホテルはサービスの面でも卓越しています。
大きなホテルゆえ、日々多くのゲストが訪れますが、どんなゲストに対してもプロフェッショナルな対応をしてくれます。せっかく泊まるのだから、こういうホテルを選ぶべきです、と言い切りたいくらい個人的にも信頼しているホテルです。

帝国ホテル 東京の客室について>>

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