高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間

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食べるということ

 

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いつも読んでいただきありがとうございます。tamakohotelです。

最近「食」について考えることが多く、今日はそのことについて書きたいと思います。

 

まずお料理というのは「芸術」だとほんと最近思います。料理人はまさにアーティストそのものだなと。

 

どこかのレストランに行って食べるというのは、劇を見に行くのと一緒で、その料理人の方の世界観を堪能しにいく。わたしにとっていいレストランに行くというのはそういう感じです。

 

普段仕事で秘書をしていますが、某業界のエグゼクティブたちは食べ物の好き嫌いが多い方が結構いらっしゃいます。お金もあり、行きたいレストランに行き、いくらでも好きなものを食べることができる彼ら。

 

わたしは秘書として担当するそんなボスたちを、食の部分で尊敬することはありません。

 

たまにパキパキのIT社長などで、奥さんの料理が一番好き♡。安心する〜♡とおっしゃる素敵な方がいらっしゃいますが、私はそういう方のほうが、美味しいということを知っていて、味わう舌をきちんと持っていらっしゃるのではないかな、とよく思います。

 

 

結局は「愛」だと思います。高級なお店でも飛び抜けて美味しいところというのは、当たり前のことを当たり前にやっているから美味しいのだと思います。

 

食材に対する愛であったり、敬意、そういうものが私たち食べる側にも伝わるから感動が生まれるような気がします。

 

高級店であっても美味しくないお店がとても多いのは、やっぱりどこかその食材を軽視していたり、コミュニケートせずに、小手先でその食材を支配しようとしているからだと思います。

 

見せかけだったり「人間のおごり」のようなものを感じるのです。それだと食材もきっと応えてくれない・・

 

そんな風に思います。

 

たまたまこのブログで取り上げるのは、高級店ばかりですが、決して高級なお店だけが美味しいわけではありません。

 

ただ事実、食をアートとして楽しもうとすると、それだけのコストと料理人の手間暇がかかっているため、どうしてもやはり高級にならざるを得ません。

 

 

食べることは生きること

 

最近担当することになったボスが相当グルメな方でした。

でも、はじめに好き嫌いをお尋ねした際に「嫌いなものは何にもない」「なんでも食べる」とおっしゃって、ほっと安心したのでした。

 

 

わたしの経験則のなかに、「好き嫌いなく食べる人に悪い方はいない」というのがあります。どんなに性格が難しそうであったり、ひねくれているように感じても、

 

 

なんでも食べる方は、おおもとの部分が素直でストンとしていてきちんとしている方が多いように感じます。

 

そのため仕事でサポートしていくボスの”好き嫌い”は私には非常に重要であり、大変気になるポイントなのです。

 

そして、食べ物の好き嫌いが激しい方というのは一見穏やかで優しそうであっても、いざとなると、ものすごい頑固だったり、ひねくれていたり、と癖のある方が多いのです。

 

でもなんとなく理屈はあっていて、

 

味がちょっと美味しくないからってその食材を切り捨ててしまう。

せっかく世の中にその食材があって、丸っこい完結した「いのち」があるのに、ちょっと自分の味覚に合わないからって、排除してしまう。

 

 

そこにある食材にチャレンジしたり、仲良くなろうと自分からできる方というのは、きっとやっぱり根本が素直できれいなのかしら、というのがわたしの印象です。

 

宗教や思想と食は密接に関わっているので一概には言えない部分もありますが、食は自由なほうが人生楽しいですよね。

 

 

かつて東京は世界一世界中の食材が集まると言われていましたが(今もそうなのかな)その割にはヨーロッパに比べ、食に対する意識が低いように感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

食べるって生きることだと思います。

 

食に感謝して、それそのものを楽しむ。もっと普通で当たり前であっていいのに今の日本の食でもてはやされているのはスタイルばかりのように見えます。

 

その結果、食べログはあてになりません。例えば「丸の内イタリアンランキング」などは実態とかけ離れすぎていてとても不思議です。

 

オーガニックや糖質制限なども、健康にはいいのだと思いますが、ジャンクなものも含めバランスよくなんでも美味しい美味しいって食べているのが心にも体にもいい気がします。

 

ただ関西の方のほうが関東よりいいものを食べている気がします。わたしは東京生まれ東京育ちですが、子供のころに551の豚まんのような栄養のあるおやつを食べたかったです。

 

 

 

 

何を食べるかより誰と食べるか

 

これは今のボスにお会いして強く感じたことなのですが、同じ価値観や言葉で言い表せないニュアンスを共有できる人と食事をするというのはとても大切ですね。

 

わたしはグルメではないですが、そのボスの言っていることは感覚的にものすごいわかるのです。会食手配したところがどうだったか尋ねても、返ってくるコメントなどを聞いていると「ああ、同じ感覚を持ってる方だ〜」と思います。

 

ボスもわたしの店選びに少しは満足してくださっているようで「ちょっと感動してる・・・」と表現してくれたこともあります。これもやっぱり食に対する考え方や姿勢、楽しみ方が近いということのように思います。

 

当然、行きたいレストランも、そこに行って楽しみたいポイントも一致します。予約が取れない三つ星レストランがあって、そこはボスも私もまだ行ったことがないお店なので、今度ご一緒させていただきます。

 

 

高い物が好き、高級レストランが好きな方は多いですが、いいお店に連れて行ってくれるといっても、合わない方とは食事にいくことはしません。

 

時間の無駄かもしれませんし、なにより、いいものは一緒にいて楽しい方とたのしみたいなとよく思います。

 

だから、家族や仲のいい友人、恋人など大切な人と食事をするって最高に幸せで豊かなことなのですよね。

 

わたしは、今担当しているボスと、春になったらそれこそ土筆を食べに京都のある料理屋さんにご一緒したいですね。感覚を共有できるからこそそう思えます。

 

ただ、食の好みが深い部分で似ている方との食事というのはそれだけでとてもエロティックです。

 

大人の男女の食事というのはなにかしら意味を含むものも多いですが、その緊張感も楽しいですよね。お酒がなくても、一緒にいて楽しい方ならそれだけで酔えたりもします。

 

ああ、大人って楽しいな。。

話がずれました。

 

 

でも、誰と食べるかは、何を食べるより大事なのかもしれません。そういう意味でもここに書いたことを全部ひっくるめても、やっぱり家族やパートナーとの食事ほど、美味しいものはないのかもしれません。